i65tigのブログ

ただひたすらに好きだな〜って言ってる

ニュージーズを見た

日生劇場、そして梅田芸術劇場で行われたニュージーズの大千穐楽を観劇してきました。

 

 

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この写真を撮った3分後に迷ってTwitterでもLINEでも嘆いた。

 

 

 

 

 

 

 

2020年に上演予定だったはずがコロナの影響を受け全公演中止。中止が決まった日にはTwitterでタグを作り再演を全員が待ち望み、約1年半後堂々の再演を果たしました。
板の上に立つ大我さんを賞賛する声がとても多いのでそれなりに期待を寄せ、最終日しか見れない分毎回レポを漁りさらに期待を膨らませ...という毎日を送ってきましたが予想してた数億倍素晴らしいものが見られて、舐めてた...!という気持ちになりました。

本当に本当に素晴らしい舞台だった、素晴らしいという言葉でしか言い表せない自分の語彙をこんなに憎んだことはないです...心の底から見てよかったと思った。

 

 

 

 

 

乏しい記憶力のせいで忘れるのはもったいなさすぎるので感じたこと全て拙い語彙力なりに書き起こします。

(全て個人の感想です。京本担なので自担贔屓はゴリゴリにあります。また本文中のセリフや挨拶などは全てニュアンスです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

まず何よりも目がいったのはダンスの迫力。大我くんが「SixTONESには振り固めがない、ニュージーズにはあるから大変」というようなニュアンスの話をされていたけれど見た瞬間納得しました。とにかく完成度が高い。

後にバレエ経験者がキャストにいたり、場数を沢山踏まれている方もいることを知りだからか...と思いましたがとにかくしなやか、かつ迫力がある。生で舞台を見てる!ミュージカルを見ているんだ!という気分に一気にさせられました。(松平健さんが今回ダンスシーンがなかったことを悔しがっていたのもちょっと分かる)

た、楽しい〜〜〜〜〜!!!って思わず身を乗り出したくなってしまった。危ない。

2幕冒頭のタップダンスも素晴らしかった...!キャサリンのタップダンスが個人的に大好きです。ドレスをたくし上げ、男顔負けのタップダンスをする姿は彼女自身の負けん気の強い性格が顕著に現れた瞬間だと思っています。

 

 

ミュージカルは四季しか見たことないのでなんとも言えないんですが主役、準主役の方々は当然メイン配役なので人よりも目立つダンスになる事が多いんですがニュージーズは"みんな一緒"なのがとても新鮮でした。他のニュージーズたちと一緒に踊り、そして真ん中で跳ねる大我くんを見て世界一かっこい〜〜〜〜〜!!!とオタク的感情が溢れました。でも本当にかっこよかった。あのジャンプわたしも習得したい。

 

 

 

 

 

 

そしてなんと言っても音楽!!!Santa FeはYouTubeで見た瞬間一気に引き込まれ10回はその日のうちに見ました。あの再生回数のうち5万回は自分だと思ってます。それくらい見た。

そして劇中惹かれたのはジャックとキャサリンのデュエット!!「♪明日あなたが消えても愛は残る  信じられるものがある  あなたと私には」.......好きじゃん!!!

あんなのもう...人類がすきじゃん...なーんて思ってたらアラン・メンケンさんってかの名曲ホール・ニュー・ワールドを作曲した方なんですね...そりゃ納得...ホール・ニュー・ワールドを嫌う人類はいません...........

そしてジャック、17歳にして恋した女性を「俺の天使」って歌うのとんでもなさすぎませんか????

愛を教えてくれ、そして愛してくれた張本人を天使と評するなんてジャックもかなりのロマンチストであることが見受けられました。めちゃくちゃ"""""良"""""すぎる。

ジャックとキャサリンの見事なハーモニーはもう本当に素晴らしくて多幸感に包まれるってこういうことなんだなという気持ちになりました。キャサリン演じる咲妃みゆさんは元宝塚トップ娘役というだけあって圧巻しました。聴き心地がたまらなく良かった。歌上手いという言葉でしか言えない自分が憎い。

 

 

 

「話がいい」はもちろんのことなんですけど最終的に「ミュージカル楽しい〜〜〜!!!」の感情がぶち上がりそれで泣きそうになってました。有観客のミュージカル、これだよこれ...!わたしが求めてた光景だよ...!って幕間で暴れてました。1度しか見れないので絶対泣くもんか、の意地で劇中は絶対泣かないよう心掛けてましたが何度か危うかった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてここからはキャストさんのお話。

 

 

松岡広大くん

めちゃくちゃ大我くんに懐いてるな...が第一印象でした。

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↑若干京本担がザワついた広大くんオフィシャルのストーリーたち

す〜〜〜〜ごい大我くん関連に反応するやん...めちゃくちゃマウント取ってくるやん...アクスタもうちわもあるんかい...大我くんと年齢が近いこともありわりと早い段階で打ち解けていたのがとても嬉しく、微笑ましく見てました。

クラッチー.....................!!!(大号泣)

右足が不自由で、常に右脇に松葉杖を抱えている状態で舞台に立っていましたが本当に上手かった。まじで右足動かないんじゃないかと何度か疑いました。そしてなによりも2幕の「感化院からの手紙」あそこ一体は泣かせにかかってます。もうボロボロに泣きそうになりめちゃくちゃ拳握りしめました。「♪元気かい  俺は大丈夫  昨日は役立たずでごめん」なんて...こんなの...もう...こんなの...役立たずなんかじゃないよクラッチー...!!!スナイダーに連行される瞬間、悲痛な声で「嫌だ、行きたくない...ジャック!!」という声に胸が締め付けられました。ここが1番泣きそうになったな...とても良い演技をする方でした。カテコですごくハキハキと挨拶をする姿がとても印象的でした。「兄弟にも出会えた」と大我くんの方を向く姿に涙腺やられました。ダンスがとても得意な方と聞いたので今度は板の上で両足を使い華麗に踊る姿を見てみたいです。

 

 

 

 

加藤清史郎くん

こども店長...!大きくなって...!そういえば同い年だったと思いました。こども店長...

大我くんと広大くんが「俺たちより先輩」と話していたのを聞いてびっくりしました。芸歴20年、同い年なのにこんなにも違うなんて...暗殺教室でも思ったけれど芸歴が長く、かつ若いので吸収力はきっと人一倍あるんだろうなぁと思います。

ディヴィは親は2人揃っており、普段は学校に通う他のニュージーズたちとは異なった少年。
ジャックに出会った当初は線を引いた態度を取りますが、徐々に打ち解けていく姿がとても自然で"馴染んでる"という言葉がピッタリでした。唯一学のある少年の役なのでストライキの具体的案を提案したり、ジャックとはまた違った方法でニュージーズたちの信頼をとり、どんどん人を巻き込みより確実に勝利へ導く算段を立てる姿はまさしく右腕。後半に進むにつれ情熱的な一面も見え、心惹かれる存在になっていきました。

千穐楽ということもあり1幕中盤から涙流す姿にこちらもグッときました。令和の少年隊!なんて大我くんから言われてましたがこの3人がとても大好きです。どうかまた同じ舞台に立つ姿が見れますように。こども店長のイメージがいつまでもあったけれどもう立派な大人だね、また舞台上で見たいです。

 

 

 

 

 

咲妃みゆさん

さすが元宝塚、感服しました。キャサリンはとても愛らしく、そして芯の強い女性。まさしく男女どちらからも好かれるタイプですがもう見事としか言えなかった。ジャックたちの敵であるピュリツアーの娘であることを隠し接触し、1番の味方であり最終的に恋仲になったキャサリン。ジャックとキャサリン、永遠に幸せでいてほしい。「わたしはあなたに嘘はついてない」という言葉通り、真正面からぶつかり物事に一生懸命に取り組み、そしてとても可愛らしい。こんなの好きになるに決まってる!

ラストで新聞の卸値がもとに戻り、売れ残りは新聞社が買い戻してくれる新しい制度がスタートしたシーンでは自分の役割は終わったと言わんばかりに旅に出ることを声高らかに宣言したジャックを引き止めるすべとして、自分自身を切り札に満面の笑みで勢いよく両腕を広げるシーンはとても好きです。本当に素晴らしいヒロインだと思いました。機会があれば現役時代の姿も見てみたい...!そして最後の挨拶では多少たどたどしくなりながらも「京本大我さん」から「大我くん」に言い換え、「大我くんの相手役を出来たことは私の誇り」と言った瞬間張り詰めていた糸が解けたようにボロボロと涙を流しました。キャサリンゆうみさんで良かったと心から思います。素敵なヒロイン像を見せて下さりありがとうございました。

 

 

 

京本大我くん

本当に、本当にお疲れ様でした!!!!!!

世界で1番格好よかったです!!!!!!

板の上に立つ、どころか生の大我くんを見るのは今回が初めてでしたがただただ圧倒されました。歌、うま〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・

ミュージカルにおいてはすごく正統派な、丁寧な歌い方にパワフルさが加わり本当に素晴らしいの一言です。もっともっと素敵な言葉を伝えたいのに素晴らしいしか言えません。悔しい。

ジャックはニュージーズたちのリーダーで誰からも一目置かれるような存在であり、とてもカリスマ性のある役ですが説得力がものすごくありました。こんなリーダー、誰だって着いていくに決まってる。聡明で行動力もあり、周りを巻き込む力も持っている。とにかくあの世界観に溶け込むことが上手で、みんなの真ん中にいることがとても似合っていました。1幕なんてほぼ歌うか踊るか喋るかの3択状態になってましたが疲れなんて感じさせないくらいパワフルで活気溢れる姿に感動しました。1幕ラスト、Santa Feのロングトーンには驚かされました。本当に肺活量すごい...最後の最後に少し荒っぽい声になっていたのもとても印象深いです。自信家でお調子者に見えるのに、実は臆病者な一面もある。Santa Feではそんな姿が垣間見え心にくるものがありました。

特にいいな〜!と思ったのは2幕、キャサリンとの屋上のシーン。

ピュリツアーの娘であることを隠していたキャサリンに怒るジャックに嘘はついていないと怒るキャサリン。互いに「お前が男なら」「私が男なら」とまさしく売り言葉に買い言葉な言い合いに、育ちが良く人を殴ったことがないキャサリンに対しこれでもかと煽るジャック。ここのシーンはアドリブだらけで見てる側は一瞬時を忘れ微笑ましく2人を見ていました。そして殴るかと思いきや唐突にジャックにキスをするキャサリン。その後、少しぎこちない雰囲気のまま今後のストライキの計画について話す2人でしたが最後に「...これは?」と自分たちの関係について真正面から聞く姿に少年らしさと純粋さを感じられました。最初の出会いのシーンでは「今晩の予定について話したいなぁ〜」なんて言っていたジャックなのに、いざ相手が振り向いた瞬間不安に襲われ「君みたいな女の子が俺みたいな男と付き合うなんて!」と突き放しますがキャサリンの気持ちは嘘ではないと分かったときのバックハグはとてもキュンキュンしました。ジャクキャサ、まじでずっと幸せに暮らしてくれ。

ジャックにあまりにもときめきすぎてずっとたいが、たいがさん、きょもと呼んでいたのに終わった頃には大我くんと呼んでました。それくらい威力あった、京本ジャック。

 

 

 

 

今回FCが外れるという高倍率の中一般枠で入りましたが(大千穐楽入れたの本当に奇跡だと思ってる)また再演してほしいと心から思いました!
ミュージカル作品としても、 贔屓目なしにこの作品は最高峰だと感じます。

絶対にまた見たいと終わった瞬間から強く感じ、ロスがここまで激しい作品に出会ったのは久しぶりです。それくらい、素晴らしい舞台でした。

 

 

 

 

 

昨年、「京本大我としては空っぽの1年だった」という言葉がとても重く苦しく、ただのファンであるわたしすらもしんどい思いでした。

 

他のメンバーの舞台決定を、どんな気持ちで受け止めていたんだろう。永遠に知ることはない思いですが、どうしてもそんな後ろ向きなことばかり考えてしまっていました。

 

そんな大我くんが「今年最高」というのなら、間違いなく2021年は最高の年です。永遠に2021年でいてくれてもいいと、バカみたいなことを本気で思いました。

1人カテコでは「明日からSanta Feが歌えなくなるのが寂しい」と言っていましたね、わたしもとても寂しいです。

 

 

 

 

ジャック・ケリーは確かにそこにいました。

紛れもなく、京本大我ではなく、ジャックだった。その事実だけで充分幸せです。

欲を言うならこの多幸感を永遠に味わいたいので東宝ミュージカルの方々円盤化してください。全人類に聞かせろ、京本ジャックのSanta Fe。

 

 

 

 

 

 

再演が叶ったとしてもこのメンツで見られる保証はありません。 2021年、ニュージーズに出会えたことに心から感謝したいです。

わたしは日本初代ニュージーズを見たんだ!と胸を張っていきます。

ミュージカル最高ー!!!!!

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